エレジア商会

私事が忙しくて、というのは毎回言っているので免罪符にはならないですね。
今年も再販のみですが、ちらほら取り置き予約のメールをいただくのでこちらでも告知しておきますー。

今回の頒布も旧作「ダンジョンにはもぐらないっ」のみとなります。
取り置きを希望の方は名前(HNでも可)、希望個数をご記入してメールを下記あてにお送りください
elegia.merchant☆gmail.com(☆を@に置き換えてお送りください)
15時までに来られなかった場合は一般販売に回してしまう予定です。ご了承ください。
 
サークルスペースはJ34となります。
新作β版のテストプレイもやっておりますので機会があればそちらもよろしくお願いしますね。
では 


ゲームにおいて面白さというのはシステムの完成度、そしてプレイヤー同士の干渉、差し合いが絶妙なバランスでできることが大切だ、と前作を制作しているときは思っていました。これは間違いないことだと思います.
 
故に、ダンジョンにはもぐらないっ、ではプレイヤー間の干渉をメインにシステムデザインを行いました。しかしβ版でテストプレイをしていた時に数字が大きくなる、前に進む、ということが予想以上にゲームの楽しみという部分で比重を占めているということに気づいたのです。
 
β版のゲームにおいては1ラウンドにアイテムを複数購入すると価格が上昇し、足元を見られる、というシステムが設定されていました。
目的としては、多数販売したプレイヤーは所持金額が加速して寡占やその他の戦術が取りやすくなり、有利になる。しかしアイテムをたくさん購入する必要があり、そこに重しを乗せておけば差が離れすぎないだろう、という点。そしてアイテムが売れなくて負けが込んでいるプレイヤーは前ラウンドの在庫が残っており、1ラウンドに複数購入する必要がなく、価格上昇のデメリットをあまり受けないだろう、という発想から生まれました。
 
これは製品版の前の段階で削除されたのですが、このシステムがどう悪かったのか、というと、ゲームをしているのに一歩も前に進まない、という状況が起こるということでした。
この追徴課税システムのせいでプレイヤーは合計4金で勝ったアイテムを5金で売る、といったような目にあうことが多々あったのです。10分かけ、悩み、相手の思考を読んでつけた価格の結果が1金。これはあまりにも行ったことに対する対価が見合っていません。
ハイリソースローリターンというゲームシステムだったのです。
 
Wizard of Coastのマークローズウォーターも言っていましたが、システムが完璧で動作するのとプレイヤーがそれを面白いと思うかは別なのです。
(加えてこの追徴課税のシステムは完璧でもなんでもなく、1金で裏向き冒険者を見てロマン7金をして抜け駆けギャンブルを行い、成功すれば勝利手前、という真面目に戦略を組んだプレイヤーが莫迦を見かねない穴を持っていたのですが)
苦しすぎるゲームはゲームではありません。苦行です。プレイヤーは自分ができることが増えること、数字が大きくなり、勝利へとちゃんと近づいていることも大きな楽しみを見出すのです。追徴課税ありのシステムの時はその時はその時の戦術や価格設定スタイルがあり、プレイヤー感の刺し合いという楽しみは同じように確立されていましたがこの部分が足りなかったのです。

この鎖を解き放ってようやくダンジョンにはもぐらないっ!は面白い、と言ってもらえるゲームになったと思います。某ゲーム会に一時β版をテストプレイとして持ち込み、遊んでいただいたことがあるのですが、この部分のせいで印象が悪くなっているのを見て取ることができました。
ゲームマーケットではその経験が少し心の底に残っており、恥ずかしながら自身のゲームを自身でインストすることに恐れがあったのも確かです。皆さんが楽しんでプレイしてくださっている様子を見た時、ようやっとそれは晴れました。

というのがちょっとしたやらかしのお話し。ゲームはプレイヤーがシステムに遊ばれるものではなく、プレイヤーがシステムで遊んで気持ちよくなるものだからそこまで押さえつけるなヨ!というのが総括ですかね。自身の反省を込めてここにこうして記事を載せさせていただきました。

余談ですが、ゲムマ春に持ち込もうとしているテストプレイ卓用のゲームのα版を制作しているときもカードパワーを低く設定してしまい「辛すぎて妨害する余裕もない。そのせいでシステムはいいのにインタラクティブさがまったくないしもはや苦行」といったようなお言葉をいただきました。毎回ずばっといってくれるレベルデザイン部の皆さん、本当にありがとうございます。面と向かっていうのは恥ずかしいのでここで謝辞を述べさせていただきます。

自分で作ってて思うんですけど、カードがOPOP&OPすぎて崩壊しているゲームとかをよく目にしているせいで俺は絶対にクソ環境にしねぇええええ!と思って逆に低パワーのクソ環境を作ってることが多いんですよね……。
他の人はどうなんすかね?OPなカード作ってやべぇNerfしよ、ってなる場合のほうが多いのかな?それとも自分と同じタイプが多いのかな?

みなさんゲームマーケット秋お疲れさまでした。今回は参加者としていろいろ購入してきたのでその記事をば。
といってもまだ暗黒議会とかHeart of Crown新拡張くらいしか回していないのですが。
今回はHeart of Crownの新拡張について記事を

「Heart of Crown 星天前路」
結論:ルウェリー強すぎィ!これもうわかんねぇな……

3ターンクラムだとかオウカで追放ロマンコンボなど様々あった戦略をすべて彼方へと追放してくれた張本人がルウェリーでした。
ゲムマから2日後、友人から「環境の答えが見つかってしまった。ルウェリー聖ルモイ宝物庫だ」とリプライをもらい、「何言ってだこいつ(ホジー」と思っていたのですが(新サポートカードと過去カードの調整内容をよく見ていなかったのが悪い) 実際回してみるともう、なんでしょう、異次元の速度だった……

 とりあえずルウェリー擁立勝利のデッキをご確認ください。



デッキ(大都市3枚のみ)です。
墓地という概念とデッキという概念が消滅してしまった……。

ルウェリーの姫擁立スキルが「サポートカードを2枚獲得する」なのですがこれが特にエラッタ後の聖ルモイ(継承点以外の捨札のカードを1枚追放する)と相性が良く、3ターンで擁立するとすごい速度で農村を追放して加速していくのです。
加えてそのおかげで5金以上発生しやすくなり、宝物庫(5金以上のカードを購入したときにコインカウンターを1つ乗せる。このカードの効果で置くコインカウンターの数に制限はない)にガンガンコインが乗っていくという……。
その後、爆圧縮と無制限コインカウンターによって余裕で王冠エルルーンをもぎ取っていきます。
たぶんこれに追いつけるのはラオリリクロナだけかしら、というのが身内の意見。
2番がエムシエレで妨害をかけ、終盤は王冠やエルルーンに2個3個カウンターを乗せて妨害をするのですが、それすら貫通して15金パンチや16金パンチを放って王冠をもぎ取っていくのが恐ろしいところ。
エムシエレ「ルウェリー……お前がナンバー1だ……」

手札が8金に届かなくてもコイン使用で毎回コンスタントに公爵をとっていくことができ、事故らないという有能さ。圧縮して貼るまでの速度も速いので「あっ、ヤバそう」からの点貼り付けも余裕。
右手に賭けなくて継承点が引けるようなデッキになってます(ルモイのおかげで自動的に


ちなみに大公爵がサプライに入っているとほぼほぼ3ターンルウェリーの勝ちだったり。
クロナラオリリは20点で息切れして追いつけません。

ルウェリーメタサプライを作って回してみたこともありましたが、間一髪ラオリリクロナに抜かれただけでほぼ同等に戦えていました。ルウェリーにとって一番つらい妨害カードはたぶんまじない師かな?
まぁまじない師はみんな辛いけど。
呪いは逆に、呪いを墓地から軽々除去できるルウェリーには刺さらず、ほかの姫に刺さってアドバンテージを渡す可能性も。

手札を捨てる、やデッキトップから捨てる、系のカードはリシャッフル後に打つと農村や不要カードを捨てさせてしまい、ルウェリーをさらに加速させてしまって攻撃になってない、なんてことも多々ありました。

新拡張込みで何回かプレイしましたが、姫擁立順がほぼ決まっており、
1:ルウェリー
2:そのメタのためにエムシエレ
3:ラオリリクロナ
4:(王座争いから)落ちたな…… だからご自由に(たぶんレイン&シオン?

大体こんな感じになります。TopTier3姫以外は割と空気な感じはありますね。
というか正直ルウェリーが最強すぎて、エムシエレが「ここは俺に任せろ、お前(ラオリリクロナ)は先にいけーッ!」してくれないとゲームにならないまであるかも。
しかもエムシエレの中の人が有能プレイヤーでないかぎり、妨害にすらならない、という事態も。
ハトクラは3:1のゲームだった……!? レイドボス 蛮神ルウェリー

ちなみに攻撃カードマシマシのサプライだとこうなって完封になるそうです。



アタックカードを積みまくってもデッキが止まらないシャオリンで地獄を作り、なおかつ自分は刺された災いを飛ばしていく。エグいですね、これはエグい……


現環境を一言でまとめるならば、

 
という言葉がぴったりでツボってしまいました。

といってもまだ一週間もたっておりません。ハトクラガチ勢の皆さま、どうか、どうかルウェリーという魔王を引き倒し、ほかの姫たちに光を当てるため、彼女のメタり方をお教えください。
ああ、願わくばまたベルガモットが擁立できる日が来ることを…… 

このページのトップヘ